最近は手軽な市販の命名書を利用するひとがほとんどですが、あえてイベント的に楽しむなら、昔風に奉書紙(ほうしょがみ)に書くのも良いものです。
こちらでは正式な命名書の書き方をご紹介します。
1.命名書はそもそも誰が書くものなのか?
名付け親がいる場合はその人に書いてもらい、いない場合は身内で字の上手な人や両親が書いてもよいとされています。
手書きで上手に書ける人がいない場合はぜひ「ひとふでや」の命名書をご一考ください。
2.正式な命名書の書き方
横長の奉書紙を横に二つ折りにし、さらに縦に三等分に折り目をつけ墨で書きます。
右の面に「命名」、真ん中の面の中央に子どもの名前、右肩に父親の名前と続柄、左に生年月日を書き、左の面にはお七夜の日付、両親の名前を書きます。
無地の奉書紙をもう1枚用意し書きあがった命名書を三つ折りにして包みます。
包み方は左右上下の順に折り、表が気に命名書と入れれば完成です。
3.略式の命名書の書き方
市販の命名書や半紙に書きます。
中央に命名、続柄、子どもの名前、左右に生年月日と両親の名前を書きます。
4.命名書の飾り方
命名書は大切なものなので、神棚または鴨居など足で踏まないような高い場所に飾り粗末に扱わないようにしましょう。
奉書紙に書いた正式なものは、三方に乗せて神棚や床の間に飾ります。
略式のものはベビーベッドのそばの柱や鴨居といった高い場所に貼りましょう。
5.命名書はいつまで飾っておけばいいのか?
命名書を下げる時期は基本的には決まっていませんが、一般的にはお宮参りの時期くらいまでの約1か月が目安です。
下げた後は大切に保管しましょう。